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野球「マジック」点灯のバグ(その1:問題編):組み込みエンジニアの現場力養成ドリル(8)(2/5 ページ)
終盤を迎えたプロ野球、「マジック」が気になるところ。複雑な印象があるマジック算出を例に、誰かがマジック計算ソフトを開発したとして、そのソフトをテストするためのテストケースを設計してもらいます。
高校の期末テストとテストケース設計
ソフトウェアのテストケース設計は、期末テストのような試験の問題作成方法に似ています。英文法の試験であれば、先生は以下のように想定して問題を作るはずです。
- (1)生徒が基本的な英文法を理解しているか?
例:動詞に「ed」をつけると過去形になる。「I develop a program」の過去形は「I developed a program」になる。
- (2)生徒が変則的な文法も理解しているか?
例:have → hadやtake → tookなど、変則的な変化をする動詞がある。
先生はまず、生徒が基本を理解していることを確認する問題を作り、その次に、「takeの過去形をtakedと思っている生徒がいるかもしれない」と間違いや勘違いを予測し、それを検出するための問題を作ります。生徒の間違いや勘違いを想像し、予測できないと、テスト問題は作れません。
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