ニュース
4種の無線規格に対応したIoT機器開発ボード:STマイクロ STM32L4 Discovery kit IoT node
STマイクロエレクトロニクスはIoT機器の開発を支援する、クラウド接続型のマイコン開発ボード「STM32L4 Discovery kit IoT node」を販売中だ。複数の低消費電力無線通信規格やWi-Fiに対応している。
STマイクロエレクトロニクスがIoT機器の開発を支援する、クラウド接続型のマイコン開発ボード「STM32L4 Discovery kit IoT node」を販売中だ。複数の低消費電力無線通信規格やWi-Fiに対応する他、モーションセンサー、ジェスチャーセンサー、環境センサーを搭載している。
◎おすすめホワイトペーパー
エレクトロニクス
この開発ボードには、32ビットのマイコン「STM32L4」と、Bluetooth Low Energy(BLE)、サブGHz無線、Wi-Fi用の各モジュール、プリントアンテナを備えたNFCタグICを搭載している。また、加速度、ジャイロ、地磁気センサーを含む9軸MEMSモーションセンサー、大気圧センサー、温湿度センサーに加え、2個のMEMSデジタルマイクや、ジェスチャーを検知する測距センサーも装備。実装の手間が不要で、すぐに利用できる。
同社の拡張ソフトウェア「X-CUBE-AWS」と組み合わせることで、「AWS(Amazon Web Services) IoTプラットフォーム」との接続が可能。これにより、クラウド上のツールやデバイスの監視、制御、データ解析、機械学習などのサービスを利用できる。他のクラウドプロバイダーについても、今後サポートを拡充していく予定。サブGHz無線周波数帯は、915MHzと868MHzから選択できる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 定番開発ボードがモジュールへ小型化、製品組み込みが容易に
アットマークテクノが組み込みLinuxボード「Armadillo-840」をベースにしたSOM(System On Module)「Armadillo-840m」を販売する。Armadillo-840の機能はそのままに小型化することで、製品への組み込みが容易になった。 - AI実行も可能なカメラ付きmbedボード、製品化へ
コアが「世界初」(同社)のカメラ付きmbedボード「GR-LYCHEE」を2017年内に販売開始する。Open CVとルネサス「e-AI」の実行にも対応している。 - 産業機器にLinuxとAndroidを推進、アドバンテックらが推進団体
アドバンテックが産業用途に向けて組み込みLinuxと対応ボードを推進する団体、「Embedded Linux&Android Alliance(ELAA)」の設立を発表した。 - Webフォームから注文できるカスタムIoTプラットフォーム
VIA Technologiesが、Webフォームでの選択でカスタマイズされたIoTプラットフォームを注文できるサービスを開始した。外装設計やミドルウェア開発も依頼できる。 - i.MX6UL搭載の組み込み無線モジュール開発キット
ディジ インターナショナルが、i.MX6ULを搭載した組み込みネットワークモジュール「ConnectCore for i.MX6UL」をベースとした開発キット「ConnectCore 6UL開発キット」の出荷を開始した。