処理能力を強化したIoTゲートウェイ、機械学習や分散処理にも:ぷらっとホーム OpenBlocks IoT VX1
ぷらっとホームがデュアルコアの1.33GHz駆動SoCを搭載したIoTゲートウェイ「OpenBlocks IoT VX1」を販売。ソフトも大幅に強化され、各種センサーやクラウドとの接続も容易だ。
ぷらっとホームは2016年10月24日、インテルの組み込み機器向けSoC「ATOM E3805」を搭載したIoTゲートウェイ「OpenBlocks IoT VX1」を同年10月31日より販売開始すると発表した。壁面や天井などにも設置できるスモールサイズながら、ATOM E3805や1GBの大容量メモリによって機械学習や分散処理の一翼を担うパフォーマンスを持つ。
採用されているATOM E3805は1.33GHz駆動(デュアルコア)で、メインメモリは1GB(DDR3L)、ストレージは8GB(eMMC)。インタフェースは無線がIEEE 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.1+2.1 EDRで、有線がUSB×2(3.0Type-A、Micro Type-B)、イーサネット、RS-232C、RS-485(半二重)など。オプションによってEnOceanやWi-SUN、LTEによるWANなども利用できる。
既存「OpenBlocks IoT」シリーズに比べCPUを始めとしたハードウェア面の強化も目を引くが、ファームウェアもメジャーバージョンが上がった「IoT Gateway Firmware 2.0」(FW2.0)となった。FW2.0はLinuxカーネル4.xおよびDebian GNU/Linux 8を含み、管理用GUIや各種デバイスと本製品をハンドリングするソフトウェア、クラウドと本製品の通信を管理するソフトウェアも含まれる。
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