ニュース
ウィングスライサー型ロボットの新シリーズを発売:不二越
不二越は、ウィングスライサー型ロボット「EZ」シリーズを市場投入した。省スペース化、超高速動作、デッドスペースの最小化が図られており、従来機との組み合わせにより、幅広いシステム設計が可能になるという。
不二越は2016年7月20日、ウィングスライサー型ロボット「EZ」シリーズを市場投入したと発表した。
EZシリーズは、天吊設置により、設備レイアウトのスペースを削減。動作できない領域をなくし、動作範囲の中心を通過して動作距離を短くすることで、サイクルタイムを従来タイプ比で30%削減した。また、先端に駆動部がないスリムなアームにより高速動作を可能にした。
手首先端に直径36mmの大中空穴を確保。手首の中空化により、ハンドへの配線と配管の引き回しを容易化した。また、全ての配線と配管を機体内に内蔵することで、周辺装置との干渉リスクを低減。信頼性が向上している。
今回EZシリーズとしてラインアップされたのは「EZ03」の4機種。ユーザーの設備に合わせたアームとコントローラーを選択できるようにした。従来機である軽量コンパクトロボットMZシリーズとの組み合わせにより、幅広いシステム設計が可能になる。
なお今夏、追加発売される「EZ02」は、従来の水平多関節型の概念を超える6軸モデルで、組み立て工程の中でも、斜めからの挿入、向きの変更、研磨や仕上げ工程といった複雑な作業に適用可能だという。
価格はオープン。同社では、2017年度に1000台の販売を目指すとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 自動車部品の量産加工ラインに最適な省スペース&高速マシニングセンタ
ヤマザキマザックは、自動車部品の量産加工ライン向けに、高速マシニングセンタの販売を開始した。 - 中心底刃付きスクエアエンドミルシリーズに転削加工用PVDコーテッド超硬材種を追加
三菱マテリアルは、刃先交換式中心刃付きスクエアエンドミル「AQX」シリーズに、転削加工用のPVDコーテッド超硬材種を追加し、販売を開始した。 - 画像処理用LED照明の調光・点灯の外部制御が可能なコントローラー
オプテックス・エフエーは、イーサネット通信により、画像処理用LED照明の調光・点灯の外部制御が可能なコントローラー「FASTUS OPPD-30E」の販売開始を発表した。 - 厚さ5mmの保護ガラス上から操作できる産業用カラーTFT液晶モジュール
三菱電機は、産業用カラーTFT液晶モジュール「DIAFINE」の新モデル「6.5型VGA」と「8.4型SVGA/XGA」を発表した。 - IoT関連機器やパワーデバイス向けの半導体露光装置
キヤノンは、アナログ/センサー/通信などのIoT関連機器やパワーデバイス向けに、半導体露光装置「FPA-3030EX6」の販売を開始した。