鉄道規格や火災安全性規格に適合した耐環境IoTデバイスプラットフォーム:コンテック BX-830
コンテックは、鉄道車両などの移動体や厳しい環境下でのエッジコンピューティングを可能にする、耐環境IoTデバイスプラットフォーム「ボックスコンピュータ BX-830」を発売した。
コンテックは2016年6月、鉄道車両などの移動体や厳しい環境下でのエッジコンピューティングを可能にする、耐環境IoTデバイスプラットフォーム「ボックスコンピュータ BX-830」を発売した。鉄道規格「EN50155」(Class TX)および火災安全性規格「EN45545-2」に適合している。
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BX-830は、プラットフォームにインテル Atom プロセッサ E3845を採用。周囲温度−40〜70℃の範囲で起動・連続動作が可能で、耐振動5G/耐衝撃100Gを達成している。放熱スリット/CPUファンを廃し、ストレージにSSD(CFastカード)を採用した完全スピンドルレス設計により、ほこりや異物の侵入などを防ぎ、保守点検業務の負担を軽減した。
また、ネットワーク経由で外部からシステムアップ(Wake On LAN)、モデム受信によるシステムアップ(Power On by Ring)が可能で、運用を省力化するリモート電源管理機能を備えている。
ラインアップは、OS/ストレージなしの「BX-830D-DC700000」、Windows Embedded Standard 7の「BX-830D-DC731314」、Windows 10 IoT Enterpriseの「BX-830D-DC781724」の3種となる。価格はいずれもオープン。BX-830D-DC700000/BX-830D-DC731314は2016年6月上旬、BX-830D-DC781724は2016年10月に出荷を開始する。Windows EmbeddedプリインストールモデルのBX-830D-DC731314では、OSのEWF機能により、記憶装置への不要な書き込みを禁止できるとしている。
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