高効率冷却システムにより、高速・高品質印字を実現するCO2レーザーマーカー:日立産機システム LM-C300
日立産機システムは、高効率冷却システムの採用により印字を高速・高品質にしたCO2レーザーマーカー「LM-C300」シリーズを発表した。
日立産機システムは2016年5月、高効率冷却システムの採用により印字を高速・高品質にしたCO2レーザーマーカー「LM-C300」シリーズを発表した。使用するうちに熱を帯びてくるレーザー発振器を効率よく冷却することにより、レーザー出力を従来よりも安定させた。毎秒600文字の印字が可能になったとしている。
◎編集部イチ押し関連記事:
» IIoTが実現する製造業の未来とそのメリット
» ガラパゴス化しつつある日本の製造業、つながらない設備機器
» ガラパゴス化しつつある日本の製造業、取り残されるプログラミング言語
» パラダイムシフトの時が来た! IIoT時代の生産設備の保守・管理は劇的に変化する
» トヨタが全面採用を決めた「EtherCAT」とは何か
CO2レーザーマーカーは、食品、飲料、化粧品、薬品、電子部品、自動車部品などに日付やロット番号などを印字する産業用マーキング装置。産業用印字のニーズが多様化する中、より多くのニーズに対応できるように「LM-C300」シリーズを開発したという。
同シリーズにはレーザー出力10Wと30Wのラインアップがあり、幅広い印字エリアを選択できる。保護構造IP54を標準装備しているため、過酷な使用環境においても鮮明に印字可能だ。また、レーザーマーカーのヘッド部分にコントローラー(制御部)を内蔵することにより、本体サイズを小型化した。さらに、レーザーのレンズ取り付け位置変更により、レーザー照射方向を変更できるように設計している。
レーザー出力10Wタイプとしては「LM-C310S」「LM-C310P」の2モデルがあり、本体サイズは196×698×148mm、重量17kg。レーザー出力30Wタイプには「LM-C330S」「LM-C330P」の2モデルが用意され、本体サイズが216×709×179mm、重量25kg。いずれもレーザー波長は10.6μm。英数字、片仮名、平仮名、漢字、記号、バーコード、2次元コード、ロゴデータなどの印字が可能だ。2016年6月から販売開始の予定となっている。
◎併せて読みたいお薦めホワイトペーパー:
» 5分で分かるEtherCAT
» 産業用IoT向け“次世代イーサネット規格”とは?
» 基礎から始める FL-net 入門編
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
製造装置の予防保全に貢献するデジタル調節計
アズビルは、製造装置の診断パラメータであるヘルスインデックスの算出機能を搭載した「グラフィカル調節計 形 C7G」を発売した。MERZ、高可搬重量ロボットを導入し全自動無休稼働を実現
KUKAは、同社の高可搬重量ロボット「KR FORTEC」をMERZが導入したと発表した。部品のピッキングから組み付けまでを自動化する2D/3D併用型ピッキングシステム
リコーインダストリアルソリューションズは、部品のピッキングから組み付けまでの作業を自動化する、2D/3D併用型ピッキングシステム「RICOH RL」シリーズを発売した。従来比10%の生産性向上が見込める高速モジュラーマウンター
パナソニック ファクトリーソリューションズは、プリント基板の実装工程で電子部品の実装を行う高速モジュラーマウンター「NPM-DX」の受注を開始した。