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既存の製造設備の電力値データを管理する保全ソリューション:デジタル PM3250
デジタルはプログラマブル表示器とダイレクトに接続し、既設機器の電力値データを管理する電力計「PM3250」を発売した。
デジタルは2016年3月30日、プログラマブル表示器とダイレクトに接続して、既設機器の電力値データを管理する電力計「PM3250」を発売した。
近年、製造業でのIoT(モノのインターネット)化への取り組みが進む中、保守に対する考え方も変化している。既存設備の老朽化や保全管理者の不足などの課題に加えて、センサー技術やビッグデータ処理術が進展し、設備の保全活動にも進化が求められているという。
PM3250は既設機器の電力値データを管理し、新たな保全のソリューションを提供する。現場の表示器とPM3250をModbus通信でダイレクトに接続でき、コントローラー情報と共に電力値データの取得ができる。
また、同社が無償で提供するIoTロガーアプリケーションを使用して、現場の表示器で電力値データのトレンドグラフや現在値表示、各種設定が可能なので、現場で迅速な対処ができる。さらに、収集した装置駆動系の電力値データを、上位PCを使用して分析することで予知保全につながるという。
DINレールに取り付け可能で、1台のPM3250で単相2線/単相3線/三相3線/三相4線全てに対応する。
参考標準価格は電力計が2万4800円から、分割形低圧変流器(CT)が1万2000円から(いずれも税別)となっている。
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