点群を含む大容量3DモデルをMR環境で検証できる新ソリューション:ラティス・テクノロジー XVL Studio
ラティス・テクノロジーは、点群を含む大容量3DモデルをMR(複合現実感)環境で検証可能にした新ソリューション「XVL Studio Hybrid for MREAL」を発表した。
ラティス・テクノロジーは2016年2月18日、点群を含む大容量3DモデルをMR(複合現実感)環境で検証可能にした新ソリューション「XVL Studio Hybrid for MREAL」を発表した。
同社が展開するXVLは、自動車や造船、航空、産業機器などの企業に導入されている3D軽量化技術。近年、3Dスキャナーの普及に伴い、製造業では設備や工場を3次元計測した点群データを生産性や品質の改善に活用しようという動きが加速している。同社は既に、点群データをXVLモデルに融合することで、現物と未来の設計物を並べて表示し設計や施工手順を検証するソリューションを市場に投入している。
今回開発したソリューションは、点群モデルと大容量3Dモデルを統合するソリューションを、キヤノンのMR環境の上に実装したものだ。MRとは、仮想空間と現実空間とをリアルタイムに融合する映像情報処理技術。ヘッドマウント・ディスプレイを装着することで、CGと現実が高精度に融合された仮想環境を、あたかも自分がその中に入ったように自由な視点から観察できる。
これによって、既存の設備の横に新設備を置く場合の動線や、新工場に旧設備を設置する際の安全性を検証するのに、仮想環境の中に自分の体をおいて、実際に体験するようにして確認することができる。
製品はキヤノンITソリューションズが、2月22日から発売している。価格は、ライセンス定価が600万円、年間保守価格が120万円(いずれも税別)。XVL Studio Hybrid/XVL Studio Pro for MREAL導入済みユーザーは差額でアップグレードが可能だという。
併せて読みたいお勧めホワイトペーパー
業務カイゼンのコツ
- 開発コストと開発期間を50%削減したエンジニアが実践する「4つのコツ」を伝授
- 個別受注生産型の企業がリードタイムを短縮する4つのポイント
- 製品開発において日本製造業が抱える課題と、ものづくりプロセス改革への道標
マネジメント技術を考える
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.