2030年代に「グローバル市場で日系SDVシェア3割」という目標を国が掲げる中、現場ではさまざまな課題が浮き彫りになっています。世界的な競争を勝ち抜くためには、開発スピードが重要です。それを有する新興勢力と対峙すべく、モビリティ業界とIT業界はいかに垣根を越えて共創し、アジャイルな開発体制を構築すべきか。走るたびに性能をアップデートし、ドライバーをはじめとする顧客の体験を豊かにするソフトウェアの開発に、いかにAIを生かすのか。
こうした課題を解決するには、安全性という当たり前の品質の向上はもちろん、顧客の体験を豊かにするソフトウェアの品質も向上させることが重要となります。車載関連からシステム開発に至るまで、あらゆる「品質創造」をリードしてきたベリサーブが、最前線に立つ有識者や開発に取り組むゲストをお招きし、最新の実践事例を交えながら、顧客に選ばれるSDVを開発するためのヒントとそこで必要とされる「品質創造に対する考え方」をお届けします。
10月22日(水) 13:15〜13:55 招待講演 |
価値が多様化するSDV時代における、 Hondaの考えるSDVとSDV化への取り組み お客様とライフサイクルでつながるSDVは、お客様の多様なニーズをスピーディーにかなえ移動の喜びを提供します。Hondaが考えるSDVの世界観と実現したい事、HWDからSDVで変化する開発の考え方をご紹介すると共に、E&Eアーキテクチャや開発環境、さらなるDataの活用など、SDVを実現するための将来技術の取り組みと、大規模化するSDV開発に対するチャレンジや課題についてご紹介します。 本田技研工業株式会社 四輪事業本部 SDV事業開発統括部 チーフエンジニア 判治 宗嗣 氏 本田技研工業株式会社 四輪事業本部 SDV事業開発統括部 シニアチーフエンジニア 菅 有里子 氏 |
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10月22日(水) 14:00〜14:30 技術講演 |
SDV時代の車載ソフトウェア品質を支える 〜継続的インテグレーション /継続的テスト(CI/CT)×AIによる自動テスト環境構築〜 車載ソフトウェア開発を取り巻く環境が大きく変化する昨今、単なる部分最適や従来型の改善活動では対応が困難になっています。持続的に高品質・高効率なものづくりを追求するためには、開発体制・ツール・プロセスそのものを抜本的に見直す“基盤の変革”が不可欠です。本講演では、当社が取り組む継続的インテグレーション/継続的テスト(CI/CT)× AIによる自動テスト環境構築サービスの事例を交え、SDV時代に求められる「迅速」「高品質」「多様」な開発を実現するためのポイントと、当社の知見に基づく実践的な要素をご紹介します。 株式会社ベリサーブ モビリティサービス開発部 荒井 秀夫 |
10月22日(水) 14:40〜15:10 技術講演 |
SDV時代のセキュリティ 〜コンテナ環境のセキュリティリスクとその対策〜 自動車業界においても仮想化技術の一つであるコンテナ技術の活用が進んでいます。これまでは、コネクティッドサービスにおけるサーバーでの活用が中心でしたが、SDVへの進化に伴い、今後は車載システムでの活用が見込まれています。本講演では、車載コンテナを活用する際のセキュリティ上の脅威と対策についてご紹介します。 株式会社ベリサーブ サイバーセキュリティ事業部 セキュリティサービス第一課 篠塚 大志 |
10月22日(水) 15:15〜15:55 招待講演 |
SDV時代(ソフトウェア化)のセキュリティの重要性 自動車サイバーセキュリティ品質を向上させるためには、サプライチェーンを構成する事業者が抜け漏れなくシームレスな対応を行うためにさまざまな取り組みを進める必要があります。本講演では、SDV時代におけるセキュリティの重要性をサプライチェーンの観点で取り組むべきことに加え、SBOMの導入に向けた課題と展望について紹介します。 一般社団法人Japan Automotive ISAC サイバーセキュリティエコシステム構築センター/技術委員会 センター長/副委員長 マツダ株式会社 MDI & IT本部 主査 山﨑 雅史 氏 |
10月23日(木) 13:05〜13:45 招待講演 |
チームのテスト力を総合的に鍛えてシフトレフトを推進する 車載開発においては、SDVによるプロダクトのサービス化やライフサイクルの長大化により、品質実現力、スピード、レジリエンスといった開発チームの総合力の強化が求められています。そこでのソフトウェアテストのアプローチも、このチームの総合力強化に貢献するものでなければなりません。本講演では、現代的な開発で求められるチームの総合力強化とは何かを解説した上で、その実現手段としてシフトレフトを推進するテストアプローチについて解説します。 『ソフトウェアテスト徹底指南書』著者 井芹 洋輝 氏 |
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10月23日(木) 13:50〜14:30 技術講演 |
モノづくり・コトづくり改革を支える品質保証 ― ConTrackによるプロセス整備と構成管理の実践事例 本講演では、自動車業界の大規模開発におけるトレーサビリティ管理や構成管理をテーマに、ベリサーブの品質保証の知見とトレーサビリティ管理ツール「ConTrack」を活用した事例をご紹介。ダイハツ工業株式会社の西光様をお迎えし、開発・認証工程のプロセス整備と順守をどのように支援したかを対談形式でお届けします。 ダイハツ工業株式会社 ソフトウェア開発部 グループリーダー 西光 優 氏 株式会社ベリサーブ ConTrack事業開発部 開発課 課長 横田 浩行 株式会社ベリサーブ 西日本営業部 第一課 湊 孝太郎 |
10月23日(木) 14:40〜15:10 技術講演 |
生成AIアプリケーションに対するテストの実践 〜AIによって混入する不確実性をどうテストするか〜 現在、生成AI(特にLLM)をシステムの一機能として統合する動きが加速しています。また、モビリティの領域においては、IVI(車載インフォテイメント)などを中心に生成AIの統合が進んでおります。生成AIの統合は、システムの能力を高める一方で、確率的な出力に依存するため、開発段階で想定していなかった結果がユーザーに提示される可能性があります。この特性は、従来のシステムとは異質のビジネスリスクを内包しています。本講演では、そのリスクを最小化するためのアプローチの一つを、実践的な知見と共にご紹介します。 株式会社ベリサーブ 研究開発部 AI&技術戦略推進課 好澤 聡 |
10月23日(木) 15:15〜15:55 特別講演 |
次世代を創る、AIの原動力:生成AIの進化とNVIDIAの挑戦 生成AIは急速に進化し、今や産業や社会を変革する原動力となっています。2025年は論理的な思考を元に自律的にアクションを取れるAIエージェントの元年とも呼ばれており、更なる変革が期待されています。またそのAIは現実世界と融合するフィジカルAIへと発展し、新たな価値を創出するでしょう。本講演では、生成AIに対するNVIDIAソリューションとその挑戦を紹介し、モビリティ領域での応用例にも触れながら、次世代を創るAIの未来像を展望します。 エヌビディア合同会社 エンタープライズ事業本部 事業本部長 一般社団法人ディープラーニング協会 理事 井﨑 武士 氏 |
開催日時 | 2025年10月22日(水)13:00〜16:00 2025年10月23日(木)13:00〜16:00 |
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形式 | ライブ配信・オンラインカンファレンス |
参加費 | 無料 |
主催 | 株式会社ベリサーブ |
お問い合わせ | 株式会社ベリサーブ VMI事務局:VMI@veriserve.co.jp |
※主催社の競合企業にお勤めの方および個人の方のご参加はご遠慮ください。予めご了承のほどお願い申し上げます。 |
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