従来のI2CやSPIでは、センサーの多接続化やリアルタイム処理の要求に応えきれず、「通信が遅い」「配線が複雑」「応答が間に合わない」といった課題が設計現場で顕在化しています。
I2Cは2本の信号線で複数デバイスを接続できるシンプルさが魅力である一方、100kbps〜1Mbps程度の低速通信になります。SPIは高速通信が可能ですが、複数のデータ線やチップセレクトが必要となり配線数が増加します。特に、複数センサーを扱う製品や処理スピードが求められるアプリケーションでは、従来インターフェースの限界が開発のボトルネックになりつつあります。
シンプルゆえに便利だったI2CやSPIも、既存の規格内で課題を解決を実現するのは限界を迎えています。次世代の通信規格I3Cを正しく理解し、設計の選択肢を広げることが求められています。従来のI2CやSPIでは、通信速度や接続数の制約が設計や開発効率に影響を与え、技術選定の障壁にもなっています。
こうした課題に対し、次世代インターフェース「MIPI I3C」は、高速・省配線・多接続といった特長で、設計の柔軟性と開発効率を大きく向上させる有効な選択肢です。
本セミナーでは、次世代インターフェース「MIPI I3C」の基本概念から、I2C/SPIとの違い、具体的な信号プロトコルの解説までを丁寧に紹介します。さらに、NXP製I3C対応マイコン「FRDM_MCXN947」を使用して、通信波形やプロトコル動作(IBI、HDRモードなど)、導入・検証の手順までを具体的にご紹介します。
今後の設計選定や社内提案にも活用いただける技術知識が、短時間で効率よく身につきます。I3Cを「聞いたことがある」から「実装の入り口が見えた」へ、ステップアップできる内容を、実例とともにわかりやすくお届けします。
本セミナーは内容の性質上、競合他社様や学生の方など一部の方のご参加をお断りさせていただく場合がございます。
誠に恐れ入りますが事前の参加申込をいただいた場合でも、弊社の判断によりご参加をお断りする際には、当日の参加用URLのご送付を控えさせていただくことがございます。何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
13:00〜14:00 | いまさら聞けないI3Cとは? 〜I2Cとの違いやプロトコルの基礎、評価方法をさくっと解説!!〜 1. MIPI I3Cの概要 2. I3CとI2Cの違い 3. MIPI I3C信号プロトコル概要(アドレス調停、IBI、DAAの仕組みを図で解説) 4. FRDM_MCXN947を使用したI3C評価方法 5. NXP提供I3Cドライバーの紹介 6. I3C各種機能の波形取得結果(IBI、DAA、CCCの波形を紹介) 株式会社マクニカ アルティマカンパニー 島田 順二、矢澤 祐也 |
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開催日時 | 2025年8月20日(水)13:00〜14:00 |
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形式 | ウェビナー |
参加費 | 無料 |
主催 | 株式会社マクニカ |
お問い合わせ | マクニカお問い合わせフォーム |
※主催社の競合企業にお勤めの方および個人の方のご参加はご遠慮ください。予めご了承のほどお願い申し上げます。 |
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