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なぜ手戻りが減らないのか 構想設計を変革する新手法で根本原因を解消せよMODSIMによる5つのプロセス

製品開発を取り巻く環境が複雑化する中、効率的な構想設計による手戻りの少ない開発の実現が急務となっている。設計と解析を密接に連携させることで短期間で要求を満たす形状や仕様を導出し、スムーズに詳細設計へ移行する手法を紹介する。

» 2025年04月25日 10時00分 公開
[PR/TechFactory]
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 昨今の製品開発を取り巻く環境の変化は、かつてないほどに対応を困難にしている。

 自動車開発に目を向けると、電動化や自動化、MaaS(Mobility as a Service)への対応など、市場トレンドや顧客要求が急速に変化、多様化している。加えて、グローバル市場で競争力を維持するには、膨大かつ複雑な要求を満たす車両を短期間で開発する必要がある。各国/地域における法規制の動向も見逃せない。排ガス規制や安全基準は年々厳格化しており、しかもそれらの基準は地域によって異なる。

 これらは自動車業界以外においても共通した課題であり、このような状況下では、これまで以上に効率的かつ高精度な製品開発プロセスが求められる。その中でも特に重要な役割を担うのが「構想設計」だ。構想設計での検討が不十分であれば、詳細設計に移行してから何度も設計の手戻りが発生し、多大な工数を要することになる。解析や実機試験においても再設計が頻発してしまう恐れがある。

 理想的な構想設計がなされていれば、各種の要求事項や制約条件を基に、成熟度の高い初期形状や仕様を導き出すことができる。その結果、詳細設計へとスムーズに移行でき、無駄な手戻りや工数の削減につなげられる。

 では、どうすれば理想的な構想設計を実現できるのか。その具体的な方法を紹介しよう。

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