BIM加速化事業や2025年度からのBIM確認申請など受け、国内でも設計段階でのBIM活用が着実に進展している。だがその先の製造や施工との連携にはまだ壁があり、建設生産プロセス全体の生産性向上には至っていない。
建設従事者の減少や低い生産性が建設業界の課題と叫ばれるようになって久しい。2024年4月には時間外労働時間の上限規制が建設業にも適用され、状況はより深刻化している。
その解決策として有力視されているのがBIMだ。国土交通省が2022年に実施した「建築分野におけるBIMの活用・普及状況の実態調査」によると、設計事務所や施工会社の48.4%がBIMを導入。欧米やシンガポールなどのBIM先進国と比べると普及率はまだ低いが、前年調査の46.2%よりは増加傾向にあることは間違いない。
しかし、現在のBIMにはまだいくつかの課題がある。たとえ企業が設計にBIM を導入していたとしても、BIMがどのように使用されるかは不明瞭であり、製造や建設における価値や生産性の向上が実証されておらず、BIMに投資した企業に失望をもたらしている。このままでは「分断されたBIM」に過ぎず、建設生産プロセス全体での最適解の実現は難しい。
ダッソー・システムズは、フランスの大手建築会社ブイグ・コンストラクションと協力して、シームレスな設計、製造、建設の連携デジタル継続性を確立し、BIMの限界を超え、真の生産性の向上を達成した。キーワードは「コンストラクション・バーチャル・ツイン」と「バーチャル・コンストラクション・ブロック」だ。
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