国土交通省が遠隔臨場を本格施行したことを受け、基準に適合するデバイスの需要が高まっている。数あるデバイスの中で、大手ゼネコンが全国の建設現場に採用したウェアラブルクラウドカメラの魅力を探った。
慢性的な労働者不足、“3K”と揶揄(やゆ)される過酷な労働環境、そして目前に迫る2024年問題――。多くの課題を抱える建設業界で、デジタル技術を活用して生産性向上や安全管理の高度化を図る取り組みが加速している。
中でも建設業各社で関心が高いのが「遠隔臨場」だ。遠隔臨場とは、ウェアラブルカメラなどの動画撮影用カメラで取得した映像や音声を利用し、Web会議システムなどを介して遠隔地から「段階確認」「材料確認」「立ち会い」を行うこと。従来の臨場のように発注者が建設現場に出向く必要がなく、移動コストや人件費の削減につながる。
国土交通省は2020年度から、直轄土木工事における各種確認行為について、Webを使った遠隔臨場の試行を開始した。試行によって一定の効果が確認できたとし、2022年4月には「建設現場における遠隔臨場に関する実施要領(案)」を公開した。国土交通省が本格実施にかじを切ったことで、建設業各社で遠隔臨場の普及が進み始めている。
その遠隔臨場を力強くサポートするデバイスがある。セーフィーが開発したウェアラブルクラウドカメラ「Safie Pocket(セーフィー ポケット)シリーズ」だ。
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