GUIを持つ組み込み機器が一般化してきているがそのソフトウェア開発は容易ではない。さまざまな製品に統一したGUIを展開したい場合にはさらに開発の難易度が高まる。Qt開発フレームワークを使えばそういった悩みを解決できるだろう。
昨今、さまざまな組み込み機器へのGUI導入が急速に進行している。最近はセルフレジも珍しくなくなり、産業機器をはじめとするビジネスの現場や家電などでもGUIの採用が加速している。自動車にしても、大型ディスプレイにさまざまな情報を表示する「グラスコックピット」といえばこれまでは高級車にとどまっていたが、最近ではその下のグレードにも押し寄せ始めている。全面的なグラスコックピットではないにせよ、カーナビゲーションとエアコン、エンターテインメントシステムの一体化は珍しくないし、その場合はGUIを使って統一的な操作が可能というのはもはや当たり前だ。どの分野であっても新機能を搭載するたびにボタンやスイッチを追加するのはコスト的にも厳しく、柔軟性にも欠ける。GUI化の促進は商品企画を考えると妥当な流れだ。
しかしながら、ソフトウェアを開発する側にとってGUI化はちょっとした悪夢だ。ハードウェアが特定されており、WindowsなどのGUIをサポートしたOSだけでの開発ならばともかく、さまざまなハードウェアで軽快なGUIを構築するのは至難の業だ。下手をするとハードウェアが変わるごとに作り直し、などという目も当てられない状況に陥りかねない。どうすればこのような問題を回避できるのだろうか。
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