製造装置に付随するPCのレガシー化がDX推進を阻害する要因になっている。クラウドによる付随PCの一元管理でメンテナンスの手間を大幅削減し、セキュリティを高め、ベンダー独自の付加価値も提供できるソリューションとは?
製造に使用する装置には、外付けでPCが接続されているケースが多い。その装置専用のアプリケーションが動いていたり、装置のさまざまなデータを収集して管理や分析に活用したりと、重要な役割を果たしているPCは、装置とともに長く使われることになる。しかしPCの世界に目を向けると変化のスピードは速い。装置とだけつながっているPCはレガシーな存在となり、さまざまな課題の根源になっているのだ。
例えば装置のメンテナンス。外部のネットワークとつながっていなければ、トラブル対応の際にちょっとしたパッチを当てるだけでも装置がある現場に行かなければならない。メンテナンスを実施する装置メーカーにとっても、対応を待つエンドユーザーにとっても効率が悪い。
エンドユーザー側の運用をイメージしてみると、スタンドアロン状態のPCからデータを収集するには、何らかの記憶媒体を使用しなければならず手間がかかる。PCには稼働ログを始めとするさまざまなデータが蓄積されていても、まったく活用されていない可能性もある。昨今、USBメモリ経由によるウイルス感染や情報漏えいなども珍しくなく、安全性の面でも最適とは言い難い。
また、エンドユーザーから「製造現場でDXを推進したいが、どこから手を付けたらいいか分からない」と相談されたことはないだろうか。レガシー、かつ個別に最適化された装置専用PCを前に、DXへの取り組みをミッションとして与えられた担当者が、何から手をつければよいのか分からず困っていることは容易に想像できる。
このようなメンテナンスの課題、現場の困りごとを解決できれば、装置ベンダー自身の効率化はもちろん、エンドユーザーに対する付加価値ともなるのは間違いない。以降のページでは、製造装置のメンテナンスを効率化し、装置ベンダー独自の付加価値提供やセキュリティ向上も実現するソリューションを紹介する。
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