FA現場ではタブレットが普及する一方、緊急停止時にはロボットや装置本体のボタンを押す必要があり、落下の心配もあるなど、課題も多かった。これらを解消しつつ、効率化も実現する方法とは?
製造業の現場では今、操作性や表現力に優れた、協働ロボットティーチングペンダントにタブレットを使用するケースが増えている。しかし、ロボットを緊急停止する際は、タブレット以外に据え付けた非常停止スイッチを押す必要があり、タブレットを抱えながらの操作は危険を伴っていた。またISO 10218シリーズ産業ロボット/産業ロボットシステムの規格改定が予定されており、タブレットを使用したティーチングペンダントにも安全機器の取り付けが必須となり、対策は急務といえる。
そこで注目したいのが、ハンド/ネックストラップで身体に固定できる、タブレット装着用セーフティデバイスだ。落下の心配がなくなるだけでなく、デバイスに設置された非常停止スイッチと3ポジションイネーブルスイッチを使用すれば、手元で即座にロボットを緊急停止させられるため、より安全に使用できる。
さらに右手/左手のどちらにも対応し、回転式のグリップで縦でも横でも使える他、USB 給電機能で充電も可能になるなど、作業効率化も見込めるという。本Webキャストでは、同セーフティデバイスを用いた実際のロボットティーチングの様子を分かりやすく紹介する。
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