さまざまな製品がスマート化する中、製品に組み込むSoCを自社で開発したいというニーズが高まっている。しかしその過程には、IPの高額なライセンス料という障壁が立ちはだかる。どのように解決すればよいのだろうか。
近年、あらゆる製品においてデジタル化、スマート化が進んだことで、全ての機能を1つの半導体チップに実装し、それだけでシステムを動作できるようにするSoC(System on Chip)のニーズが高まっている。これにより機能の高度化・多様化と製品の小型化・軽量化が両立できるため、競争力の向上が期待できる。
しかし、一般的にSoCの開発は実績が豊富な半導体専門の企業でないと難しく、新規参入のハードルは高いといわれる。開発者は必要なIPをいろいろと試して設計したいところだが、それらの利用には高額なライセンス料がかかる点も、開発を妨げる要因となっている。
そこで注目したいのが、世界有数の半導体メーカーが提供するIPを自由に利用できる、メンバーシップ制のライセンスモデルだ。設計ツールやトレーニングも無料もしくは低コストで利用できる上、ライセンス料は製造の直前まで発生しないため、開発コストを大幅に低減できるという。本動画では同サービスの仕組みについて、アニメーションを用いて分かりやすく紹介する。
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