スイッチというと接触が避けられないと認識されがちだ。手をかざすだけでオン/オフの操作などが可能なタッチレススイッチがIDECから発売された。コロナ禍より要求が高まっているこの新たなスイッチはどのような場面で活用できるのか。
タッチレススイッチの需要が増加している。背景にはコロナ禍による感染リスクをできるだけ減らしたいと考える人が増えていることがあるが、他にも多数のメリットがある。例えば接触型のスイッチであれば、消毒液などによる拭き取り作業が欠かせないが、タッチレススイッチであればその必要がないため労力面の負担は少なく、拭き取り作業の繰り返しによるスイッチの表面劣化も避けられる。
使用方法はシンプルで、手を一定距離に近づけるだけだ。2色のLEDを搭載しており、待機・起動を一目で見分けられるようになっている。ラインアップとしては、タイマー機能付きタイプ、検出と同期して出力を行う直出力タイプを用意。直出力タイプはPLCなどの機器で反応時間を変更することができる他、相互干渉防止機能によって、2個並べて取り付けても干渉による誤動作が発生しづらい仕組みとなっている。
本コンテンツでは、このタッチレススイッチを動画形式で紹介する。IP65/67という高い保護等級に加え、UL Type 4X(Outdoor)認証を取得しており、屋外でも利用可能だ。従来のスイッチに代わって、幅広いシーンで活躍してくれそうだ。
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