製造業で技術伝承や教育に関する悩みを抱えている企業は多い。課題は属人化やバラツキだ。深刻な人手不足でマニュアルなど文書による従来手法が限界を迎える中、動画マニュアル活用で課題を解決したNITTANの取り組みを探る。
「属人的になっている技術やノウハウがある」「人によって指導の内容にバラツキがある」「途中入社のたびに教育をしなければならない」
こういった技術伝承や教育に関する課題を抱えている企業は多いだろう。その解決策としては、従来はマニュアルなどの文書がいわば王道であった。しかし文字ではなかなか伝えにくいこともあり、またマニュアルの作成作業だけでなく更新や管理など人手を介しての手間も多い。深刻な人手不足に悩む製造業では、まさに今このような問題に直面している企業も多いだろう。
NITTAN(日鍛バルブから2022年4月に商号変更)も、同様の課題を抱えていた。1948年設立のNITTANは、芝刈り機からオートバイ、乗用車、トラック、船舶、発電機など、内燃機関が使われるエンジンバルブを中心に、国内2カ所、海外14カ所の生産拠点を展開しているグローバル企業だ。同社では、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進しており、MESによる製造工程の可視化や分析はもとより、無人搬送車やロボットの導入、検査のデジタル化など、スマートファクトリーを推進している。
そんな同社が「これからのNITTANに必要なこと」として、属人化やバラツキといった課題解決のために採用したのが、クラウド動画教育システム「tebiki」だ。NITTANで現在進行中の取り組みについて、進め方や導入効果などポイントを紹介する。
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提供:Tebiki株式会社
アイティメディア営業企画/制作:TechFactory 編集部