半導体製造装置など産業用組み込みシステムの分野で組み込みLinuxが注目されている。だがLinuxの知識を持つ技術者の不在で、導入に二の足を踏む機器メーカーも多い。この課題を解決できる「組み込みLinux導入に向けた統合サポート」とは?
IoTやAI、ビッグデータを活用して技術革新を行う「第4次産業革命」が急速に進む。半導体製造装置をはじめとする産業機器や、交通システムなどの社会インフラ向け装置、医療機器、さらにはDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現するシステムなどにおいては、モノづくりが大きな変革期を迎えている。
産業用組み込みシステムの運用に当たっては、「障害によってシステムをダウンさせない」という大原則がある。こうした安全性や可用性に加え、高いリアルタイム性能と機密性、保守性も求められる。さらに、製品の長期安定供給(ライフサイクル)も、機器メーカーにとっては重要な課題の一つだ。
ライフサイクルやコスト削減の課題に対し、業界では「オープン化」の流れがより一層強まってきた。例えば、産業用組み込みシステムでは、リアルタイム処理の実用性を検証したOSS(オープンソースソフトウェア)「組み込みLinux」を採用する動きだ。ところが、Linuxを熟知した技術者が不在で、導入に踏み切れなかった機器メーカーも少なくない。こうした企業には朗報だ。対応するボードコンピュータを含め、組み込みLinuxの導入から活用、長期安定運用まで、統合的にサポートしてくれる企業がある。その具体的な製品やサポートの内容を紹介しよう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
提供:萩原テクノソリューションズ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:TechFactory 編集部