設計現場の課題解決に3D CADが有効だと分かっていながらなぜ導入が進まないのか。そうした現場に対し、あらためて3D CAD活用の利点を説くと同時に、導入効果を得るために必要な考え方、それを助けるソリューションを紹介する。
製品開発において今や3D CADの活用は欠かせない。それは世界的なモノづくりの潮流からも明らかだ。だが、日本においてはやや事情が異なる。
製造業メディア「TechFactory」が2022年6月に実施した「設計業務におけるCAD利用動向調査」(回答者数:475人)では、2次元から3次元設計への移行が完了しているとの回答が17.3%と非常に少ない現状が明らかとなった。
背景には、日本特有の図面文化がある。設計資産の多くが2次元で、製造部門や協力会社とのやりとりは図面が基本という現場も珍しくない。忙しい中、無理に3D CADの使い方を覚えなくても、2D CADや図面で業務が回るのだから問題ないとの意見も一概には否定できない。
だが、設計現場が直面する課題に目を向けると、「リソース不足」「短納期対応」「急な仕様変更」「手戻りの頻発」など、以前から言われ続けている課題を挙げる声が目立つ。そして、その中には、本当はこれら課題解決に3次元設計が有効であることは分かっていても、その一歩が踏み出せない、あるいはうまく活用できていない現場も多くいるはずだ。
変革への第一歩に必要な考え方や最適なソリューションについて、オートデスクに話を聞いた。
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