製品開発現場でデジタルツールの活用が進む中、煩雑なデータ管理は、作業効率の悪化のみならず、企業にとって重要なDX推進の大きな妨げとなる。厳格なデータ管理の実現、その先を見据えた“真のデータ活用”に向けた解決策を提案する。
製品開発の現場で今や当たり前の存在となっているのが、作業効率化や製品の高付加価値化を支援する3D CADやCAEなどのデジタルツールの活用だ。製品開発競争が激化する中、それらを抜きにした生き残りはもはや困難といっても過言ではない。
だが、デジタルツールの広がりとともに現場からは、データ管理にまつわる悲痛な叫びも聞かれるようになった。「以前作成したはずのCADデータが見つからない」「どれが最新のデータか分からない」「CAEの解析モデルと解析データとの対応が分からなくなった」――。設計者であれば、どれもが身につまされるものばかりだろう。結果、データ探しに多大な時間を費やし、最悪の場合はイチからデータを作り直すケースも珍しくない。
デジタルツールという効率化の武器を手に入れながらも、こうした無駄が生じてしまっては本末転倒だ。さらに、データの場所が分からないという状況は、近年重要性が増すデータ活用の推進、ひいてはデジタルトランスフォーメーション(DX)の実現を妨げる要因にもなり得る。
この状況をどう打開すべきか。単なるデータ管理の実現にとどまらず、その先を見据えた“真のデータ活用”へとつながるアプローチを紹介しよう。
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