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シーチキン工場のスマート化で見えた、新たな食品工場のあるべき姿COLMINA導入事例「はごろもフーズ」

人の労働力に大きく依存した食品製造業では、省人化、安全・安心の追求、品質やおいしさの向上など多くの課題を抱える。解決策として「工場のスマート化」を実践するはごろもフーズの事例から“新たな食品工場のあるべき姿”を探る。

» 2022年03月29日 10時00分 公開
[PR/TechFactory]
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 食品製造業はわが国を代表する巨大産業の一つだ。経済産業省の統計調査()によると、国内の製造業の中で最も従業員数が多く、事業所数や製造品出荷額でも2位となっている。

※経済産業省発表「2020年工業統計調査」によると、国内の製造業の中で最も従業員数が多いのが食料品製造業で113万2189人、事業所数では金属製品製造業に次ぐ2万3542事業所、製造品出荷額でも輸送用機械器具製造業に次ぐ29兆7716億円となっている。

 ただし従業員数や事業所数の多さは、食品製造業が「人の労働力に大きく依存した産業」であることも裏付けている。工業製品と比べるとどうしても人手による加工や盛り付け、包装などの工程が多くなるのがその理由だが、少子高齢化によりわが国の生産年齢人口が減少し続けていることを考えれば、やがては必要な労働力を確保できなくなるおそれがある。一方で現在の食品製造業には、さらなる安全・安心に加えて品質やおいしさの向上、廃棄ロスの削減、環境保全など、ますます多くの課題が突き付けられているのが実情だ。

 だが実際の製造現場では、製品の出来高が熟練作業者の経験や目視などで大まかにしか把握できなかったり、有事の際も問題の原因特定に多くの時間がかかって適切な解決策を導き出せず、結果として人手での対策に終始して作業の省人化に至らないといった状況にある。

 これらの課題を解決する上で、急務となっているのが「工場のスマート化」だ。製品の出来高や製造設備の稼働状態をリアルタイムかつ正確に把握し、今何が起こっているかを可視化することで、従来の労働集約から脱却したデータドリブンな製造や自動化・省人化につなげていく。この、“新たな食品工場のあるべき姿”を描いて大きな一歩を踏み出した、はごろもフーズのスマート工場への取り組みを紹介する。

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