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食品製造業を悩ませる計画業務、AI活用で業務の高度化と全体最適へ計画業務を阻む「属人化」や「複雑な制約条件」

熟練者の勘と経験に依存した部門ごとのばらばらの計画業務からの脱却が急務となっている食品製造業。課題解決策として注目されているのが、AIを活用してあらゆる計画業務を高度化/最適化する統合計画管理システムだ。

» 2022年02月09日 10時00分 公開
[PR/TechFactory]
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 あらゆる製造業にとって計画業務は悩みの種だ。営業部門にとっては納期を順守することは最大の使命であるとともに、顧客満足度を高めるために注文変更にも迅速に対応したいと考える。これに応えるため、製造部門はさらに生産効率を高め、リードタイムを短縮する必要がある。一方で生産管理部門や購買部門は、在庫をできるだけ減らしてキャッシュフローを改善したいと考える。そうした中で「あちらを立てればこちらが立たず」といった問題が日常的に頻発しているのだ。

 なかでもひときわ厳しい状況に立たされているのが食品製造業だ。取引先の小売業での販売機会の損失につながる欠品を絶対に起こしてはならないが、単純に在庫を積み上げておくだけでは対応しきれない。食品製造業と小売業の間には「賞味期限が残り3分の1となる前に納品しなければならない」といった業界ルールが存在するからだ。加えてSDGsの観点からも、食品の廃棄ロスをなくすことが強く求められている。このように相反するいくつもの制約条件の折り合いを付けながら需要予測を行い、販売計画、在庫計画、需給計画、生産計画、製造計画、調達計画などを立てなければならないのだ。

 とはいえ現状では全体最適の計画はほとんど行われていない。熟練者の勘と経験に依存した部門ごとのばらばらの計画が立てられ、後から紙やExcelシート表計算ツールをやりとりして調整を図っているケースが多くの食品製造業で散見される。しかも現場を取り仕切っている熟練者は高齢化が進んでおり、次々に退職していく。こうした属人化から早期に脱却し、計画業務の抜本的な高度化を図らなければ、食品製造業の現場は回らなくなってしまう恐れがある。

 この課題の解決策として注目されているのが、AIを活用してあらゆる計画業務を高度化/最適化する統合計画管理システムだ。

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