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次世代パッケージの有力候補、セラミックスがセンシングデバイス高性能化の鍵に意外に安価なセラミック材料

センシングデバイスの小型化、高性能化が求められる中、セラミックパッケージが注目されている。ハイエンド半導体用として実績があるセラミックパッケージは材料特性に優れ、高密度実装や3D配線など、本市場のニーズに応え得る技術なのだ。

» 2022年02月28日 10時00分 公開
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 半導体や電子部品において、素子そのものと同様に重要なのがパッケージだ。中に搭載されているデバイスや部品がどれほど進化しようとも、保護やボードへの実装を担うパッケージが進化していなければ、電子部品や半導体ICとして本来の性能を発揮できない可能性すらある。それだけに、パッケージに対しては、保護や放熱、実装性、堅ろう性、サイズなどの点で高度な要求も多く、特に昨今はICや部品のさらなる小型化、低価格化に向け、3次元実装など高密度パッケージング技術の開発も加速している。

 現在、パッケージの材質は、ローエンド市場向け電子部品では樹脂系が多く採用されている。こうした中、特にスマートフォンやウェアラブル機器向けセンサーでセラミックパッケージの採用が始まっていることをご存じだろうか。

 セラミックパッケージは、水晶デバイスやSAWフィルターでは以前から使われ、大きな市場実績がある。しかし、パッケージの材質としてまだまだ一般的とはいえず、その上、漠然と「高価である」というイメージがつきまとっている。

 ただ、セラミックパッケージは強度が高く、複雑な構造を実現しやすくさまざまな封止が可能であり、既存の樹脂系材料が抱える課題を解決し得る“次世代パッケージ”として高いポテンシャルを備えている。それだけでなく、実は手が届きやすい価格で採用できる技術なのだ。例えば京セラは、水晶デバイスやSAWフィルターを大量生産することで価格を抑えたセラミックパッケージを提供している。

 セラミックパッケージはどのような特長を持ち、半導体ICや電子部品に採用するにはどのようなアプローチがあるのだろうか。

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提供:京セラ株式会社 半導体部品セラミック材料事業本部
アイティメディア営業企画/制作:EE Times Japan 編集部/掲載内容有効期限:2022年3月24日