高所や重機など、危険な場所が数多く存在し、日々刻々と状況が移り変わる建設現場。安全かつ円滑に業務を進めるには、各関係者間での情報共有が何よりも欠かせない。ただし、言うは易く行うは難しだ。「多職種の作業者の混在」「所属組織や職位の違い」「状況が日々変化する中でのマニュアル化の難しさ」など、理由はいくつも挙がる。
コロナ禍を受け、リモートワークや遠隔管理の必要性から採用が後押しされた情報共有のデジタルツールも、こと建設現場では活用されにくいのが実情だ。高齢の作業者も多い現場では、デジタルへの苦手意識からそもそも受け入れられにくい。また、設計図面などの高い機密性が求められる情報について、ツールを使うことで逆に漏洩(ろうえい)リスクが生じるとの建設会社側の懸念もある。
だが、とある国産ビジネスチャットの登場を機に潮目が大きく変わりつつある。既に大手ゼネコンの大林組や竹中工務店では同チャットでのコミュニケーションを全現場に適用。のみならず、建設業売上トップ20社のうち過半数超で採用されるほど、裾野にも広がりをみせている。
では、そのチャットツールとは具体的に何か。また、これほど支持を集める理由はどこにあるのだろうか。
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