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食品ロス5割削減の事例も――食品製造業で待ったなしの計画業務変革SDGsの重要テーマ「食品ロス」をいかに解決するか

SDGsでも重要テーマに挙げられる「食品ロス」の問題は、食品製造業でも待ったなしの状況だ。その解決で求められる“バリューチェーン全体の最適化”につながるのが、あらゆる計画業務を高度化/最適化する統合計画管理システムだ。

» 2022年02月03日 10時00分 公開
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 本来まだ食べられるのに捨てられてしまう食品、いわゆる「食品ロス(廃棄ロス)」の問題はSDGsでも重要テーマに挙げられ、世界的に関心が高まっている。わが国にとっても無視できない問題で、農林水産省によると国内の食品ロスの総量は年間570万トン(2019年度推計値)に達している。

 では、どうすればこうした食品ロスをなくすことができるだろうか。極論すればジャストインタイムの受注生産をすれば問題を解決できるが、食品製造はそうはいかない。原材料として用いられる農産物、畜産物、水産物などは、必要なときに必要な量をすぐに調達できるわけではないからだ。さらに製造した食品には賞味期限や消費期限もあるため、出荷できるタイミングも限られる。一方でスーパーやコンビニなど小売業の店舗では、販売機会の喪失に直結する欠品は絶対に許されない。

 このようなさまざまな制約や矛盾を抱えた中で、製造、流通、販売の各プロセスで一定以上の在庫を持たざるを得ず、これが大量の食品ロスを生み出す要因となっているのだ。

 そうした中で求められるのがバリューチェーン全体をまたいだ最適化であり、第一歩として食品製造における需要予測、販売計画、在庫計画、需給計画、生産計画、製造計画、調達計画など、あらゆる計画業務の精緻化とスピードアップが急がれている。そこで注目されるのが、計画業務を高度化/最適化する統合計画管理システムだ。課題の食品ロス削減にもつながる、その解決策を紹介していこう。

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