製造現場で求められる業務効率化や見える化――「製造業DX」が叫ばれているが、実際の現場では「今ある情報を把握するだけで大変」「何から取り組んでいいか分からない」といった切実な声が聞かれる。まず行うべき“現場のデジタル化”にあたり、何が必要なのか。
製造業にとって、DXはもはや必須と言っていいだろう。ニーズの多様化に伴い、生産ではスピードと多品種化が求められるようになり、従来のような生産体制では限界がある。加えて、生産性向上やコスト削減、人手不足、安全・安心、法令対応、環境保全など、複合的な課題やテーマにも対応しなればならず、デジタルを活用した変革なしに将来を見通すことはできない時代になっている。
ではいざDXや製造現場のデジタライゼーションを進めようとすると「今ある情報を把握するだけでも大変」「具体的に何から取り組めばいいのか分からない」といった現実に直面する。日々の業務もあれば目の前の課題もある中で、そもそもDXに取り組む明確な意義を見いだせない……という意見もあるだろう。
実際の製造現場では、デジタル化されないまま旧態依然とした方法でがんばっていることが意外と多い。例えば「あると思っていた予備品がないことがある」「仕掛品を探すのにいつも時間がかかる」「今誰がどこにいるのか分からない」「作業者によって質にバラツキがある」ということが起こっていないだろうか。もし思い当たることがあれば、生産リソース、つまり現場の「モノ、ヒト、コト」のデジタル化によって改善できる可能性がある。
生産リソースのデジタル化には、棚卸しで現物を確認したり、台帳を整備したり、業務手順を標準化したりと、手間と時間のかかる地道な作業を経なければならないが、そんな余裕はない。このような悩みに対し、棚卸し作業、モノやヒトの動きの見える化、作業手順の標準化などを「代行」し、現場のデジタル化を支援してくれるのが、日立システムズだ。
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