3Dスキャン技術を使って設計・製造データをデジタル化し、仮想空間で組み立て検証などを行うデジタルツインを中心に、製造業でもDXが加速している。だが、その第一歩でつまずいてしまう例が多い。ハードル解消のポイントは何か。
ビジネスのデジタル化が進む中、製造業でもデジタルトランスフォーメーション(DX)が加速している。その取り組みの一つとして注目されているのがデジタルツインだ。
3Dスキャン技術を使って、現実世界から高精度のデータを取得し、デジタルアーカイブ(仮想倉庫)やデジタルアセンブリ(仮想組み立て)、デジタル検査などを行う。仮想空間で、部品や組み立ての検証、テストなどを行い、問題があれば即座に設計にフィードバックすることで、設計・製造のリードタイムを短縮し、生産性と品質を大幅に向上させることができる。ある自動車メーカーも、部品のデジタルデータを関係部門、関係各社で共有し、自動車を組み立てる前に仮想組み立て/検査を行うことで、大幅な時間短縮とコスト削減を実現しているという。
実践している企業はまだ限られるが、採用に向けた流れはグローバルで急速に進んでいる。では具体的には、どのような仕組みが求められるのか。デジタルツインの実現手段を“ソリューション”として提供しているベンダーに、製造業におけるDXのポイントを聞いた。
※本稿は、アイティメディア編集局タイアップからの転載記事です。
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