トラブル時に迅速なサポートが求められる機器メーカー、電話中心の従来サポートに代わって遠隔から指示できるリモートサポートが注目されている。製造業に不可欠なセキュアな環境を維持しつつ遠隔対応できるリモートサポートサービスとは?
ダウンタイムは、生産現場が避けたい事象の筆頭だ。問題なく動くことを想定している製造/検査機器が不調になったり、停止したりすると、生産計画への影響は大きい。もし何らかのトラブルが発生してしまったら、ダウンタイムは最小限に食い止めたい。自力で復帰させることができなければ、早期解決を期待して、機器のサポート窓口へ電話をする。電話だけでは解決できず、サポートスタッフに現場へ訪問してもらう必要があるなら、なるべく早く、できればすぐに来てもらいたい。
こういったユーザーのニーズに応えるために、機器メーカーは各地にサポート拠点を設けているだろう。しかし現場に行ってみると、電話での説明から認識した状況と異なっており、再訪を余儀なくされる……というケースも少なくない。サポート側が二度手間になってしまうだけでなく、エンドユーザーにとってはダウンタイムがさらに長引くことで生産計画に支障をきたす。
そこでいま注目されているのが、リモートサポートだ。コロナ禍ということもあり、遠隔でのサポートニーズは急激に高まっている。しかしここにも課題がある。国内の生産工場は、セキュリティの観点からネットワークが閉じられていることも少なくなく、外部から簡単につなげないことが多い。
機器のトラブルサポートにおけるこういった課題に対し、エンドユーザー側のセキュリティポリシーの範囲内で、迅速かつ最適なリモートサポートを実現するソリューションが、東京エレクトロンデバイスが2021年1月にリリースした遠隔監視・リモートサポート「FalconLink on Azure」だ。
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