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いまだ進まぬ中小製造業のDX、「設計力強化戦略」が成功の秘訣無理なく確実にできるモノづくりの革新への第一歩

「製品の品質とコストの8割は、設計段階で決まる」と言われている製造業。デジタル化への取り組みが待ったなしの設計現場だが、なかなかデジタル化が進まない。DXで製品設計力を強化し、競争力と対応力の向上を確実に実現できる「設計力強化戦略」とは?

» 2021年10月29日 10時00分 公開
[PR/TechFactory]
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 日本における製造業の設計現場では、依然としてDXやデジタル化の取り組みへの関心や意欲が低いと言われる。環境やツールのせいにすることなく、人が知恵と努力で問題解決や改善に取り組む、属人化された組織での“現場主義”で過去に成功してきた体験が理由だろう。

 設計業務では常に、業務のスピ―ドアップ、低コスト化、品質向上など厳しい目標を常に求められ、過去にはそれを現場の人たちの勤勉さで乗り越えてきた。一方、社会や経済の変化が激しく、未来の見通しも不透明と言われる不確実性の高い今日において、柔軟かつ素早く状況に対応できる設計環境が望まれる。従来の「デジタル化が不十分でマニュアル作業が多い属人的体制」のままでは、設計現場はよりよい設計や価値創造を目指すどころか、勤勉な人たちがどんどん疲弊していってしまう。

 これまで「現在の業務は、それでどうにかなっている」「分かってはいるが、現実はどうしようもない」「時間と予算に余裕がない」と、デジタル化を避けてきたという現場は、そろそろ取り組まなければ手遅れになる。「待ったなし」の状態は間近である。

 2020年版ものづくり白書では、世界の不確実性の高まりが大きな課題として取り上げられており、設計力強化とDX推進がその有効な手段と位置付けられた。DXと大げさに構える必要はない。設計現場の「今」をしっかり把握し、無理なく現実的に、現状と未来を確実に変えるための設計力強化戦略を作るポイントについて、長年、設計CADで日本製造業のデジタル化を支えてきたオートデスク 製造業向けソリューション開発本部インダストリーマネージャーのジョン・ウォンジン氏に聞いてみた。

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