国内工場への設備投資は抑制傾向が続いており、設備の老朽化が進んでいる。経済産業省などが発行している「ものづくり白書 2020年版」では、日本機械工業連合会が2018年12月に行った生産設備保有期間に関するアンケート調査結果として、金属工作機械、第二次金属加工機械、鋳造装置では50〜80%近くの設備が導入してから15年以上経過していることが紹介されている。
加えて、労働人口減少による人手不足の影響と設備の老朽化から「人手をかけずに今ある設備をできるだけ長期的に使い、どう安定稼働させるのか」ということが日本の製造業にとっては大きなポイントになってきている。そこで注目されているのがさまざまなデジタル技術を生かした「新たな保全」である。
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