製造業で活用が進む3D CAD設計。だが試作や最終的な機械部品を調達する段階で、いまだに紙図面でのやりとりがなくならず生産性を阻害している。3D設計データだけで即時見積もり/最短即日出荷というスピード感を実現するmeviyの実力とは?
日本のGDPにおいて製造業が占める割合は約2割。今なお日本の基幹産業であることは間違いない。ただ「Japan as No.1」と言われた1980年代と決定的に違うことがある。それは「人手と時間」だ。生産年齢人口は減少の一途をたどり、働き方改革により残業時間も原則として月45時間に制限されている。いかに無駄な時間を減らし、付加価値を高めるかがますます重要になっているのだ。
そのため製造業は、既にさまざまな生産性向上に取り組んでいる。設計では3次元CADが使われるようになり、製造は自動化、ロボット化が進み、販売はEコマースが普及している。その一方で見過ごされてきたのは「部品調達」の領域だ。ミスミの調査によると、製造業でのFAX利用率は98%。紙の図面を作成してFAXするという運用が、現在も多いことを示している。
例えば部品点数1500点の設備機器の場合、部品を調達するには1500枚の図面が必要だ。1枚の図面作成が30分とすれば、単純計算で750時間。それを1枚1分でFAXするならば、送信時間は25時間。さらに見積もりを受け取るまで1週間、発注から納品まで2週間程度が必要だ。これらの時間を合計すると約1000時間、営業日換算で4カ月かかることになる。図面作成、FAXによる見積もり、製造納期が「時間の三重苦」となり、モノづくりのスピードアップを阻害しているのだ。
このボトルネックを解消するためにミスミが提供しているのが、オンライン製造コマース「meviy」(メヴィー)である。meviyは、部品の3Dデータをアップロードするだけで即時見積もり、受注後製造して最短即日で出荷。このスピード感は、部品調達における「デジタル革命」といえるだろう。長引くコロナ禍でリモートワークが進む中、図面を印刷してFAXすることが難しい今こそ、取り入れるべきソリューションではないだろうか。
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