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半導体開発の要となるIP選定とライセンス料、国内屈指のASIC企業が選んだ策は?Arm Flexible Accessメガチップス事例

ASIC開発でさまざまなIPを試したいというニーズが顕在化する中、“IPのライセンスコスト問題”がユーザーを悩ませている。国内屈指のASICリーディングカンパニーであるメガチップスが選んだ、IP活用の最適解とは?

» 2020年09月24日 10時00分 公開
[PR/TechFactory]
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 製造業の市場でASICを利用したいというニーズは少なくない。国内だと特に自動車向けや産業機器向けなどで、新規のASICやASSPを検討するケースは多い。近年はIoTやAI、自動運転、5Gなど新分野で、半導体試作や評価・開発が活発化しているのもASIC需要を後押ししている。

 専用設計のASIC開発において、さまざまなIPを試したいというニーズが顕在化する中、開発初期段階で構成を検討する際の“IPのライセンスコスト問題”という壁がユーザーを悩ませている。

 新しい製品には最新のIPを使いたいし、従来とは違うさまざまなIPも試してみたい。かつて国内の大手IDM(垂直統合型デバイスメーカー)は、自社あるいはサードパーティーのIPライセンスをプールしていたので、これを利用して簡単に評価が行えた。ところが昨今では、開発パートナーと提携し海外のファウンダリを利用して製造するというケースが急増している。この場合、最終顧客もしくは開発パートナーが設計を評価するためにはIPをライセンス契約する必要があるが、周辺回路はともかくプロセッサともなるとIPライセンス料だけで相当な金額になる。最終的に採用するかどうか不明なIPの評価のために、高価なライセンス費用を支払うというのは顧客にとっても開発パートナーにとっても厳しい。

 国内屈指のASICリーディングカンパニーであるメガチップスも、同様の悩みを抱えていた。2019年には1000億円にせまる売り上げ規模となっていた同社にとって、こうした新規IPのライセンス費用は軽視できないものになっていたからだ。

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