IoTで“モノの情報のみ”を集めても、生産現場の見える化や生産性向上は実現しない。モノだけでなくヒトやコト(サービス)まで含めてつなげて、設備と人の協調と連携を目指したのが、「JTEKT IoE Solution」だ。
IoTの普及に伴い、工場内の要所に設置された生産設備や機器からさまざまなデータを収集し、稼働率の向上や予防保全に役立てることが可能となった。しかし、生産現場におけるマネジメントの実態を見てみると、思ったような成果を得られていないケースが珍しくない。
結局“モノの情報のみ”をどれだけ集めても、いま生産現場で起こっている事象をありのままに見ることはできず、データを生かした改善にもつながらない。あらためて述べるまでもなく、実際の生産現場では多くの作業者が働いており、設備や機器の操作や運転を担っていている。要するにさまざまな製品は、「ヒト」と「モノ」との緊密な協調と連携によって作られていることを忘れてはならない。
そうした中で注目されるのが、モノだけではなく、ヒトやコト(サービス)まで含めてつなげることを目指したIoE(Internet of Everything)の考え方だ。そして、このIoEの実用化の最前線に立つのがトヨタグループのジェイテクトである。
「データを活用するのは人を主役とした現場力であり、モノづくりの進化とともに人も生き生きと働きながら成長していくスマート工場を実現していく」とするジェイテクトの取り組み「JTEKT IoE Solution」を深掘りしていこう。
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