デジタル技術を活用してビジネスモデル変革を進めるデジタル変革の動きが関心を集めている。日本の製造業は遅れているとも指摘されるが、その中でいち早くデジタル変革とIT基盤の構築や刷新に取り組み、ビジネス変革への成果を残してきたのがアズビルである。なぜアズビルはデジタル変革にいち早く踏み出したのか。アズビルのSAP S/4HANAへの更新とデジタル変革への取り組みと今後の展開について紹介する。
IoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)などを活用して、従来のビジネスモデルを大きく変革するデジタル変革(DX)への取り組みがあらゆる産業で広がりを見せている。日本の製造業でも「モノ」から「コト」へのサービス化など、顧客との継続的関係性を生かしたリカーリング型ビジネスモデルへの転換に注目が集まっている。しかし、多くの製造業では「どのように取り組んだらよいのか」で迷いがあり、こうした変革に踏み出せない企業も多い。それどころか経済産業省が指摘する「2025年の崖」のように古いIT基盤を抱え込み、新たなビジネスへの余力を生み出せない企業が数多く存在するのが現実である。
その中でいち早くDXに着手し、基盤の統合や新たなビジネスモデルへの挑戦など積極的な取り組みを見せるのが、計測技術と制御技術を中心とするオートメーション大手のアズビルである。アズビルはなぜデジタル変革にいち早く取り組んだのか。また、どのようにして成果を生み出しているのか。アズビルが取り組んだDXへの歩みを追う。
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