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建設や製造の“設計プロセス”と“現場の働き方”をも変える3Dスキャナーとは実事例で作業時間を75%短縮

» 2019年12月02日 10時00分 公開
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 建設業や製造業において、測量や測定は初期の工程から発生し、その後の工程も左右する重要な作業となる。対象が小さければノギスや直尺、ゲージなどで手早く測れるが、建築物の内部や設備など広範なエリアを計測する際は、何度も測らなければならないため手間がかかり、特別な測定機器も必要となる。また、図面自体が最初から存在するとは限らず、現物を測定するしかないケースも多い。

 近年は、建築物や工場設備、船舶などの大規模な対象物を測るには3Dレーザースキャナーを導入することが増えてきている。昔のように、メジャーなどを用いるより、さまざまな場所で効率よく正確にスキャニングすることができる。

 3Dスキャナーであらかじめ、エリア全体の寸法を取得しておけば、その都度現場に出向かなくても、後から細かい部位をPC上だけで計測できる利点もある。また3次元化することにより、モニター上やVR技術で内観や設備の設計提案や配置確認にも役立てられる。さらには寸法情報も電子化されるため、3次元モデルのBIM/CIMによる設計、施工、維持管理のさまざまなシーンでのさらなる活用も見込める。

 現状でも、3Dスキャナーには誰もが多くのメリットがあると認識はしているが、現場での利用にはまだ課題が多く、導入に二の足を踏む企業は少なくない。広大なエリアを高精度に測れる3Dスキャナーは非常に高額であり、データの取り扱いにも知識やノウハウを要する。現地での計測にあたっては、機器の較正(キャリブレーション)が必須となり、この調整時間も見込まなければならない。こうしたいくつかのハードルがあるため、これまでは誰もが気軽に使うというわけにはいかなかった。

 それが今、3次元の座標値を持った点群データの取得を容易に行えるシンプルな機器が登場した。導入企業のなかには、3次元点群モデルをBIMに応用し、作業時間を75%も削減させることに成功した企業もいるという。

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