工場のIoT化の流れから必然的にニーズが高まっている「無線LAN」。一方で、通信品質の安定性やセキュリティなど、無線LANでの運用は不安やリスクも少なくない。これからの工場では欠かせないものとなる無線LANだが、「課題がある」「もっと有効活用したい」「今後導入したい」と考えている現場をしっかりとサポートしてくれるのが、日立システムズの「製造業向けアドオン無線ネットワークサービス」だ。
市場ニーズが多様化している現在、生産現場ではラインを組み替えて少量多品種に対応するところが増えてきている。同時に品質やスピードも要求され、その一方で人材不足などの課題もあり、これまで以上に自動化や装置の安定稼働、歩留まり改善など、さまざまな取り組みが進められている。そこで注目されているのが「工場のIoT化」だが、生産に伴う検査などのデータ、装置の稼働状況のモニタリング、人の動きなど、多くのデータを集めるためには、IoT機器をさまざまな場所に設置しなければならない。工場のIoT化の流れから必然的に無線LANへのニーズが高まっているのだ。
実際、産業分野における近年の無線LAN活用の動きは活発だ。IT専門調査会社 IDC Japanが2019年1月に発表した「国内産業用ネットワーク機器市場予測」によると「国内産業用ネットワーク機器市場の中でも、2018年は産業用無線LAN機器市場が、他の製品セグメントを大きく上回る68.3%の前年比成長率で拡大した」としており、今後も高成長を続けると予測している。
成長はしているとはいえ、全ての産業用ネットワークの中では無線LANはまだごく一部にすぎない。無線LANの利便性や必要性を理解しながらも、接続性、スループットといった通信品質の安定性や、セキュリティなど、無線LANでの運用に少なからずリスクや不安も感じていることだろう。実際、無線LANを活用している現場でも、急につながらなくなるなど不安定であったり、問題が発生しても原因究明に時間がかかったりと、運用はそう簡単ではないのが現実だ。
さらに今後、無人搬送機(AGV)やロボットなど工場内を動き回る装置が当たり前になれば、無線LANは欠かせないものとなる。工場内のネットワーク環境をどのように構築し、いかに安定的に運用するかということは、避けて通れない問題になってきていると言えるだろう。では具体的に、何が必要で、どのような方法で実現できるのだろうか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
提供:株式会社日立システムズ
アイティメディア営業企画/制作:TechFactory 編集部/掲載内容有効期限:2019年4月4日