CAEツールを活用する多くの現場が抱える制約や課題。これらを解決する手段として“クラウド”が有効とされているが、設計開発現場での利用はまだ積極的とはいえない。しかし、市場競争が激しくなる中、「クラウドを活用しない」ままで本当によいのだろうか? この機会に、クラウド利用に対する漠然としたイメージを払拭(ふっしょく)し、CAEクラウドの利点や最適なCAEツールの運用方法について理解を深めよう。
モノづくりを取り巻く環境は日々急速に変化しており、製品開発も複雑化の一途をたどっている。こうした中、解析に対するニーズも高まりを見せ、CAEツールの活用を設計開発プロセスに組み込み、より高いレベルのモノづくりに取り組む企業が増えてきている。実際、TechFactory編集部が実施した【解析業務におけるクラウド活用の実態に関するアンケート】の結果によると、CAEツールの利用頻度も前年比で増えており、さらに活用が進んでいることがうかがえる。
その一方で「解析に時間がかかり過ぎる」「システム構築・運用に手間とコストがかかる」「ピーク時に解析リソースが増やせない」といった幾つかの課題の声も相変わらず聞こえてくる。
そのような課題や制約に対する1つの解決策として、近年大きな期待を集めているのが“クラウドの活用”だ。
しかし、現時点で積極的にクラウドを活用する設計開発の現場はまだ限られている。その原因はどこにあるのだろうか。同調査で1つ興味深かったのが、現在クラウドを活用していない企業の多くが「特に検討する機会がなかったから」と回答している点だ。もし、その利点をしっかりと理解せず、漠然としたイメージだけでクラウド活用を後回しにしているのだとしたら……。もしかすると、その判断によって後々大きな代償を支払うことになるかもしれない。
そうならないためにも、あらためてCAEクラウドの利点や最適なCAEツールの運用方法について理解を深める必要がある。以降の内容を参考に、解析現場におけるクラウド活用の第一歩をぜひ踏み出してほしい。
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アイティメディア営業企画/制作:TechFactory 編集部/掲載内容有効期限:2019年2月12日