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設計変更をリアルタイムに反映、VRデザインレビューの常識を覆す第4の選択肢使い慣れた環境そのままに

企画や構想設計など、製品開発の初期段階において複数の関係者を交えて行われる「デザインレビュー」が大きく変わろうとしている。VR(仮想現実)技術を活用したデザインレビューだ。実際に試作品を作ることなく、3Dデータを基にバーチャル空間上でデザインレビューが行えるため高い関心を集めているが、高額な導入コスト、データ変換の手間、設計変更の手戻り(待ち時間)といった課題もあるため、導入に踏み切れない現場も少なくない。こうした従来の課題をクリアし、もっと手軽に、安価に導入できるソリューションはないだろうか?

» 2018年10月29日 10時00分 公開
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 VR(Virtual Reality)は、モノづくりにおける中核技術としての進化が期待されている。実際の試作品や製品が用意できない状況でも、3Dデータを基に実物と同じ感覚で構造やデザインの確認が行えるのは、企画や設計、営業などの現場にとって非常に心強い。経営層や顧客に新しい製品の魅力を伝えたり、試作品の完成を待たずして関係者間で密なコミュニケーションが行えたり、正確な設計をスピーディに実現して試作回数を削減したりできるためだ。

 モノづくりの現場で活用されているVR技術は、大きく「専用ソフト」「対応ソフト」「ゲームエンジン」「フッキング」の4つに分類できる。

 専用ソフトは、VR環境で3Dモデルの制作や表示を行うことを主目的として開発されたデザイン/モデリングツールだ。VR空間上に直接デザインを描けるクリエイター向けのソフトウェアも存在する。昨今では、さまざまなベンダーが参入してツールが開発されているが、デバイス側の対応がまだ十分だとは言い切れない。

 既存の3D CAD/モデリングツールに、VR用のアドオンを追加する対応ソフト型も多い。あくまでもデザインやモデリングの作業はPCのディスプレイ上で行い、出来上がった3Dモデルを出力して、VR空間上で表示することをメインとした+α(おまけ)的な機能が大半である。

 さらに、VRコンテンツ開発の分野で早期に実用化されたゲームエンジン(Unityなど)も製造業で活用が進んでいる。グラフィックスや物理シミュレーションなどの開発環境が統合されているのが利点だ。製造現場用のトレーニングやショールームなど、“あまり変更のない”コンテンツを制作するのには適しているが、頻繁に変更が発生する製品設計などには活用しにくい。

 そこで注目なのが“第4のVR技術”といわれる「フッキング」である。

 製造業におけるVR活用でフッキングがなぜ有効なのか? そして、フッキング技術によるVRが従来のデザインレビューに与えるインパクトとは? SCSKが展開する革新的なソリューションの魅力を交えながら、以降で詳しく紹介しよう。

使い慣れた環境のまま、安価かつ迅速に導入できるフッキング技術とは?

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アイティメディア営業企画/制作:TechFactory 編集部/掲載内容有効期限:2019年1月4日