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迫られるBIM対応、2次元資産を生かしながら高付加価値な製品設計を実現するには建築設備/建材メーカー必見

ゼネコンや設計事務所、ハウスメーカーなどが建築設備/建材メーカーに対して、BIMデータを要求するケースが増えている。2次元中心の設計を行ってきた設計現場にとって、BIM対応はコストや工数のかかる作業となっているが、このままの状況でよいのだろうか。本稿では、メーカーに突き付けられたBIM対応、そして現状課題を解消するためのヒントを提示する。

» 2018年10月17日 10時00分 公開
[PR/TechFactory]
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 国内の建築設備/建材メーカーにおいて、「BIM(Building Information Modeling)」の普及が急速に進みつつある。海外を中心としたBIM利用の義務化の流れなどを受け、大手ゼネコンや建築事務所が建築設備/建材メーカーに対して、BIMデータを要求するケースが増えているからだ。以前までBIMは「Modeling」、つまり「モデル化する」ことを中心に捉えられてきたが、近年は「Information=情報」の重要性が増し、メーカー名、製品名、数量、重量、材料、耐用年数といった属性情報を含めた“真のBIM活用”へと意識が変わろうとしている。

 だが、こうしたトレンドに対して、実際の建築設備/建材メーカーの設計現場では、いまだに2次元環境(2D CAD)をメインに設計業務を行っていることが多く、パースを作るために別途工数をかけて3Dモデリングやレンダリングを行ったり、BIMモデルの提出に対応するためにコストをかけて外注を利用したりしている。

 設計業務の中心が2次元である以上、こうしたムダがなくなることはなく、2次元の設計資産だけが延々と増えていく。さらに言えば、関係者とのコミュニケーションや合意に時間がかかったり、施工段階になって初めて干渉が見つかったりといった、2次元設計であるが故の課題がこの先もずっと付きまとうことになる。

 BIM活用の機運が高まる今、本当にこのままでよいのだろうか? ゼネコンや設計事務所、ハウスメーカーなどの要求にスムーズに対応でき、さらなる業務効率を実現するすべはないのだろうか? 建築設備/建材メーカーに突き付けられたBIM対応、そして現状課題を解消するためのヒントを以降で紹介しよう。

BIM対応や現状課題の解決に不可欠な第一歩とは?

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アイティメディア営業企画/制作:TechFactory 編集部/掲載内容有効期限:2018年12月11日