ハートランド・データ「DT10」のユーザーが自らの改善例を紹介する事例紹介セミナーが今年(2018年)も開催された。今回は“コード変更による影響範囲の特定”にフォーカスした、三菱電機とオムロンのスペシャルセッションに注目が集まった。
開発環境ではコード品質を向上させるため、多様なテストツールが用いられる。一般的には、コードを実行せずにドキュメントやソースコードなどをチェックすることで、タイプミスや整合性を検出する「静的テスト」と、コードを実行し、その結果からバグの検出や品質評価、動作確認を行う「動的テスト」の2つの手法が用いられる。それぞれ長短あるものの、昨今は両者を組み合わせて、通常のテストでは発見できないバグの検出や、開発工数の削減を実現している企業は少なくない。
ハートランド・データが開発・販売する動的テストツール「DT10」は、コードにテストポイントを自動挿入し、実機のトレースデータを基にした計測や解析を行うことで、ソフトウェア開発の効率化と品質向上を実現するソリューションである。
2009年にDT10をリリースしたハートランド・データは例年、開発現場に多数存在する課題解決を提示するユーザー向けセミナーを開催してきた。2018年で7回目を数える今回は、V字モデル(テストからリリースに至るまでの開発工程とテスト工程の対応関係を示した開発モデル)の左部分を三菱電機、右部分をオムロンの成功事例として紹介。そして、ハートランド・データ担当者による製品開発の注力ポイントや将来展望といったロードマップを披露した。本稿では第7回 DT10活用セミナーの模様をお届けする。
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提供:ハートランド・データ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:TechFactory 編集部/掲載内容有効期限:2018年11月27日