「IoTを製造にどう生かすか?」は製造業が取り組むべき大きなテーマだが、目的や期待する成果は現場ごとに異なるため、その正解は1つではない。しかし、実際にIoT活用に取り組む製造現場から学ぶべき点は多く、これからIoT活用に挑戦する企業にとっての道しるべとなり得る。ネットワンシステムズ主催セミナーに登壇した工作機械大手のヤマザキマザックは、自身が取り組んできた製造現場のIoT活用、スマートファクトリー実現に向けた道のりを例に“次世代モノづくり”のヒントを提示した。
製造業における発展の歴史は、製造プロセス改善の歴史とも呼べる。より高品質に、よりスピーディーに、より低価格に製品を提供するため、各社がしのぎを削ってきた企業努力が今日のモノづくりを支えている。しかし、近年ではつながることで新たな価値を創出するIoT(Internet of Things)やビッグデータ、そしてAI(人工知能)といった、新たな技術要素も積極的に取り入れた動きも活発化しており、製造プロセス改善は新たなステージへと進化しつつある。
工作機械大手のヤマザキマザックもそうした取り組みを積極的に推進する1社だ。同社の工作機械は、航空機や半導体、医療器具など、小ロットの部品製作/加工に用いられることも多く、以前から多品種少量製品に対しての取り組みを推進してきた。これに加え、近年では大手ネットワークベンダーと共同で生産現場のスマート化に着手し、多大な実績を挙げている。
ITのみならずOT(Operation Technology)領域にも深い知見を持つネットワークインテグレーター、ネットワンシステムズの主催した「NetOneインダストリアルIoTセミナー」に、ヤマザキマザックの堀部和也氏(執行役員 ソリューション事業部長)が登壇。「自社工場をスマートファクトリーにMazak iSMART Factoryの稼働による次世代モノづくりへの取り組み紹介」と題した講演を行い、「IoTを製造にどう生かすか?」という製造業各社が取り組むテーマに対し、そのヒントとなる事例を紹介した。
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アイティメディア営業企画/制作:TechFactory 編集部/掲載内容有効期限:2018年10月27日