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疲弊する現場の中で、製造業が「今」取り組むべきサイバーセキュリティとは製造業が直面するセキュリティリスク

日本の製造業は、今、どんなセキュリティリスクに直面しているのか。そして、どのように向き合って対策すべきか。セキュリティの第一人者として知られるサイバーディフェンス研究所の名和利男氏と日立システムズの専門家が語る。

» 2018年03月30日 10時00分 公開
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 現在日本の製造業は、工場システムとITシステムやクラウドサービスを“つなげる”ことで効率性・生産性を高め、新たなサービス創出に取り組もうとしている。だがこれはもろ刃の剣だ。“つながる”ことにより、サイバー攻撃にさらされるリスクもまた高まっている。

 では今日の日本の製造業は、どんなリスクに直面しているのか。そしてそのリスクにどのように向き合い、セキュリティ対策に取り組むべきか――。日本のセキュリティの第一人者として知られるサイバーディフェンス研究所の名和利男氏と、製造業向けにセキュリティサービスを展開している日立システムズの山口宏司氏(研究開発本部事業主管)、内山元大氏(産業・流通インフラサービス事業部主任技師)が、率直に語り合った。

左より、サイバーディフェンス研究所 専務理事/上級分析官 名和利男氏、日立システムズ 研究開発本部 事業主管 山口宏司氏、同社 産業・流通インフラサービス事業部 主任技師 内山元大氏 左より、サイバーディフェンス研究所 専務理事/上級分析官 名和利男氏、日立システムズ 研究開発本部 事業主管 山口宏司氏、同社 産業・流通インフラサービス事業部 主任技師 内山元大氏

現場力の高さが裏目に、産業制御システムセキュリティは「現実問題」だ

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