生産現場から得られるデータは増大する一方だが、それを上手に活用できているだろうか。大掛かりな解析やシステム導入ではなく、ここ最近よく耳にするAIの1つである機械学習を利用してまずは今あるデータから「改善施策効果の可視化」や「新たな生産性改善ポイントの提案」などをしてくれるデータ分析サービスが日立システムズから登場した。
「製造実績データは蓄積しているが、Excel等で分析するには時間がかかるし、毎回人手で分析するにも限界がある」「どんなデータをどのような観点でチェックすべきか分からず、ベテランの経験や勘に頼らざるを得ない」「これまでも生産工程の改善に取り組んできたが、具体的にどのくらいの改善効果が出ているのか可視化されていない」
このような課題は多くの生産現場にあるのではないだろうか。昨今話題になっているAIや機械学習を使うと、生産の効率化や現場の改善につながる何かが見つけられそうだが、中堅・中小企業で専門の分析部隊を持つことは現実的とはいえず、効果が得られるか分からない分析に投資するのも難しい。
今回紹介するサービスは、AIの1つである機械学習を利用して、月単位、週単位といった小さなPDCAサイクルを回すことができ、中小規模の現場でも取り組みやすい生産性向上を目的としたデータ分析サービスだ。中堅・中小の製造業、特に組み立て製造現場において、生産性に影響を与えるバラツキや遅延要因を抽出して改善したい、定期的な確認・レポートを効率化したいと考えている方に注目していただきたい。
日立システムズが提案している機械学習を用いたデータ分析サービスは、大掛かりなコンサルティングではなく、データを自動で分析&グラフ化してくれるツールを用いて定常的に行う分析を省力化し着目すべきポイントを提示してくれる。その効果は2017年6月から7月にかけて中央電子と行われた実証実験によって確認されている。まずはその実験と成果を見てみよう。
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提供:株式会社日立システムズ
アイティメディア営業企画/制作:TechFactory 編集部/掲載内容有効期限:2018年3月8日