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切削×3Dプリンターで広がるモノづくりの可能性いつでもそばにデスクトップFabを

ローランド ディー.ジー.がついに3Dプリンターの販売を開始した。しかも実績のある卓上サイズの切削加工機と同時発売となる。ツールの制約に縛られず、モノを作る楽しさを感じてほしいという思いによるものだ。

» 2014年10月01日 10時00分 公開
[PR/TechFactory]
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 モノづくり業界では切削加工機で有名なローランド ディー.ジー.(以下、ローランドDG)。“削る”道具である切削加工機を提供する同社が、なぜ“盛る”技術である3Dプリンター業界に参入したのだろうか。その源流は設立当時のペンプロッタにさかのぼる。

 ローランドDGの親会社であるローランドはシンセサイザをはじめとする電子楽器で有名だ。DGはそのコンピュータ方面を担う企業として出発した。創業当初に発売した製品が、楽譜や図面を書くペンプロッタである。この装置にペンではなくエンドミルを持たせてはどうかとひらめいたのが、今の切削加工機の始まりだ。さらにプロッタの駆動技術をベースにした彫刻機やカッティングマシン、業務用大型プリンターへと業務を展開していった。

 このように3Dプリンターのベース技術を持っていた同社に対して、いつ出すのかという声は以前からあったという。「市場や販売店からの期待は大きかった」と同社国内営業部 国内マーケティング課である錦見尚樹氏は明かす。実は社内でも10年前から3Dプリンターの基礎研究は行ってきたという。最近の3D CADの普及や個人向け3Dプリンターの発売、データの出力サービスや3D加工装置を持つ工房の増加など、市場や社会の変化から、今が市場投入の好機と判断したという。

photo ローランドDGの光造形式3Dプリンター「ARM-10」(左)と切削加工機「SRM-20」(右)

切削と3Dプリンターはどう使い分ける?

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提供:ローランド ディー.ジー.株式会社
アイティメディア営業企画/制作:TechFactory 編集部/掲載内容有効期限:2014年11月30日