組み込み機器のOSにはさまざまな選択肢が用意されており、そのなかで有望な1つとして挙げられるのが、マイクロソフトの「Windows Embedded」だ。ネットワーク対応、マルチメディア対応、各種周辺機器との接続、といったさまざまな機能を求められる組み込み機器になぜWindows Embeddedを選ぶべきなのか、PC用のWindows OSとの違いは何か、解説する。
組み込み機器に採用されているOSは業界・製品によってさまざまだが、その中で1つの有望な選択肢としてあげられるのがマイクロソフトの「Windows Embedded」だ。PC向けOSである「Windows」は誰しもが知っているが、組み込み機器向けのOSとして「Windows Embedded」が提供されている事は知っているだろうか。名前は聞いた事があっても、Windows OSとの違いといった詳細を知らないという人もいるかもしれない。
しかし、すでにWindows Embeddedシリーズは、身近なさまざまな場所で使われている。例えばコンビニエンスストアなどのキオスク端末、店舗のPOSレジ、駅や空港などのデジタルサイネージ、銀行のATM、さらに医療機器やFA機器、産業用タブレット端末など、街中を見渡しただけでも、Windows Embeddedが搭載された組み込み機器はたくさんある。
最近の組み込み機器は、POSや自動販売機のような、従来は単機能だった機器でも高機能化し、さらにはネットワーク対応、マルチメディア対応、各種周辺機器との接続、といったさまざまな要素が求められるようになった。こうした状況の中で、LinuxやITRON、BSD系、Androidなどさまざまな組み込み向けOSがあるなか、なぜ、Windows Embeddedが選ばれているのか。そもそも、Windows EmbeddedはどういったOSなのだろうか。
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アイティメディア営業企画/制作:TechFactory 編集部/掲載内容有効期限:2014年10月25日