実践力のあるエンジニアを短期間で育成するには、学生が自ら物事を考え、能動的に学んでいける教育手法が求められる。その手助けとなるツールが「NI myRIO」だ。NI myRIOとシステム開発ソフトウェア「NI LabVIEW」を使えば、プログラミングに苦手意識を持つ学生でもモノづくりを楽しみながら、FPGAプログラミングのような現場で役立つ技能を身に付けられる。
一通り教科書を読んで何となく分かった気になっていたつもりが、実社会に出たら「使えない知識」だった。モノづくりに興味はあるものの、プログラミングの部分でつまずいてしまい、技術者になることを諦めてしまった――。将来のエンジニアを育成する教育現場では、このような学生を生み出さないよう、「アクティブラーニング」と呼ばれる実践的かつ能動的な教育が求められている。
アクティブラーニングとは、教材を基に教師が一方的に講義を行うのではなく、学生が自身で考え、物事を解決していくことで本質を理解する能動的な学習法。その手助けとなるツールが、今回紹介する「NI myRIO」だ。2013年8月に開催されたテクニカルカンファレンス「NIWeek 2013」で発表されたもので、ナショナルインスツルメンツ(以下、NI)が理工学系の教育機関向けに提供するFPGA搭載の実験用ツールである。既に、日本国内でも高専や大学などの複数の教育機関が採用を始めているそうだ。
実際にNI myRIOを使ってどのような学習シーンが考えられるのか。そして、どのような学習効果が得られるのか。より詳しいスペックや活用事例とともに見ていくことにしよう。
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アイティメディア営業企画/制作:TechFactory 編集部/掲載内容有効期限:2014年6月22日