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高速マシンビジョンなどに適した、48Mピクセル 35ミリCMOSセンサー:CMOSIS CMV50000
CMOSISが、48Mピクセル グローバルシャッター搭載CMOSイメージセンサー「CMV50000」のサンプル出荷を開始した。8Kモードであっても最大30fps出力可能で、高速マシンビジョンやテレビカメラなどの用途に適する。
CMOSイメージセンサーを手掛けるCMOSISが、48Mピクセルのグローバルシャッター搭載CMOSイメージセンサー「CMV50000」のサンプル出荷を開始した。8Kモードであっても最大30fpsでの出力(4Kモードならば最大60fps)が可能となっており、高速マシンビジョンやテレビカメラなどの用途に適する。
このCMV50000は7920×6002ピクセルと高い解像度を持ち、また、ゆがみの少ないグローバルシャッター、高速出力といった特長を併せ持つため、高速マシンビジョンやテレビカメラの他、自動光学検査装置やディスプレイ検査装置といった用途にも有効といえる。
同社では新製品について、マシンビジョンや高機能な防犯カメラに用いられている高解像度CCDからの置き換えを狙っており、「これまでCCDでしか得られなかった超高解像度をCMOSで得られる」とそのメリットを述べている。
センサーサイズは36.43×27.62mm、ピクセルサイズは4.6μm。動作温度範囲は−30〜70℃。パッケージは141ピンのPGAセラミックパッケージとなっている。現在サンプル出荷されている製品はモノクロで、カラー製品は2016年末までにサンプル出荷を開始する予定としている。
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