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DDRメモリ向け同期整流DC-DC降圧型コンバーター日本TI TPS54116-01

日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は2016年10月、DDRメモリ向けの同期整流DC-DC降圧型コンバーター「TPS54116-01」を発表した。入力電圧は2.95〜6Vで、出力電流は4Aとなる。

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4Aの連続出力電流を提供

 日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は2016年10月、DDR2、DDR3、DDR3Lメモリサブシステム向けに、入力電圧2.95〜6Vで出力電流4Aの同期整流DC-DC降圧型コンバーター「TPS54116-Q1」を発表した。インフォテインメントやADASなどの車載アプリケーションの他、通信や計測機器などに使用するDDRメモリの電源にも対応する。

 TPS54116-Q1は、低圧と高圧側に電力用MOSFETと1Aのシンク/ソースDDR VTT終端レギュレーターを内蔵し、4Aの連続出力電流を可能にした。バッファ付きレファレンスも内蔵し、ディスクリート構成に比べてシステムサイズを最大50%縮小できる。

同期整流DC-DC降圧型コンバーター「TPS54116-Q1」
同期整流DC-DC降圧型コンバーター「TPS54116-Q1」

 スイッチング周波数は最大2.5MHzを提供可能で、インダクターのサイズ縮小に貢献する。電流モード制御や外部クロックへの同期機能を搭載し、出力負荷範囲全域で固定スイッチング周波数動作を可能にした。ノイズに敏感なアプリケーションに対しては、スイッチング周波数を中波放送よりも高い周波数に設定できるという。

 AEC-Q100車載標準規格に準拠し、各種の車載アプリケーションに対応。4kVのESD(静電気放電)保護性能も備えた。4×4×0.75mmの24ピンWQFNパッケージで供給され、1000個購入時の参考単価は2.50米ドル。評価モジュールも提供している。


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